バレエ腰痛の原因は「姿勢の取り方を含む、腰の使い方」にあります。なにげに使っている腰の使い方に問題があるため腰痛が発生します。逆に言うと腰痛の原因となる「姿勢の取り方を含む、腰の使い方」を正しくすると腰痛はでずらくなる、治ります。
バレエ腰痛の一番の原因は「腰の曲げ伸ばし」の繰り返しです。腰の曲げ伸ばしとは、背骨の腰椎と言われている部分を曲げたり伸ばしたりすることです。単純なよくある動きですが、この動きが蓄積することで背骨を取り巻く筋膜や筋肉。靱帯が曲げ伸ばしを繰り返し徐々に摩耗劣化してしまうため腰痛が発症します。
特にバレエダンサーはカラダが柔らかいため、無意識に腰の曲げ伸ばしをしている人を多く見かけます。特にバレエの中で多いのは子供の指導時です。
他にバレエダンサーに多いのは、腰を曲げたり伸ばしたりする動作の多いアルバイトや家事をすることです。また中学高校生で多いのは丸まった姿勢で勉強し骨盤や背骨が歪み、歪んだ状態でレッスンを行っていることです。
バレエの局面で多いのは、誤ったカンブレ、ポールドブラ、背中のストレッチです。
これら、腰を曲げるので腰が曲がり腰が伸びなくなってしまうのです。腰を曲げると腰は曲がります。
腰の曲げ伸ばしをすることで腰痛が出るのです。
腰痛が出ると腰の曲げ伸ばしがそもそも出来なくなります。そのため「腰痛があるから、腰の曲げ伸ばしはしていない」と言われる方が多いのですが実はもうこの時点では時すでに遅しなのです。
しかし、腰痛が多少よくなるとまた腰の曲げ伸ばしをスタートします。
つまり腰の曲げ伸ばしがクセになってしまっているため、また腰痛が出る慢性腰痛になってしまっているのです。
ギックリ腰を起すと筋膜がズレるため骨盤に歪みが発生してしまいます。
筋膜のズレを戻し骨盤の位置を本来の正しい位置に戻し(リポジション®)ます。
バレエダンサー整体アミカルでは骨盤の位置を必ずリポジション®してからテーピングをします。
骨盤が歪んだままテーピングをすると帰って痛みが増すことすらあります。
さらに骨盤が歪んだままだとクセになったり、脚が挙りにくくなることも珍しくありません。
必ず骨盤の歪みを戻してから貼ることで痛みの消失や筋膜の回復が早くなり、脚の挙りも回復します。
テーピングで戻した骨盤や筋膜が元に戻らないように状態を維持します。
またテーピングの効果は傷ついたファシアを繋ぎ塞ぐことで痛みを早く取り除きます。
腰痛の程度により治療工程Step2,3を繰り返し受けてください。
軽度2~3回
中程度3~5回
重度5~10回
最大のポイントは、腰痛が取れたからといって急にバレエに復帰しないことです。
ファンクショナルトレーニングを並行して行いながらバレエレッスンへ段階的に復帰します。
少しづつ身体を慣らし、正しい骨格の動きを意識しながらレッスンを進めて頂きます。